JA共済/農作業事故体験VR



JA共済、国内初「農作業事故体験VR」を開発
HOMIDO MINIで体験する事故当事者視点、農業現場の安全教育に革新をもたらす
全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)が開発した『農作業事故体験VR』が、農業安全教育の新たなスタンダードとして全国の農業現場に広がりを見せている。
年間300件超の死亡事故、VRで「疑似体験」し予防へ
農林水産省の統計によれば、農作業中の死亡事故は年間300件を超え、建設業を上回る高い水準で推移している。しかし、農業現場では個人事業主が多く、企業のような定期的な安全研修の機会が少ないことが課題となっていた。JA共済が開発した『農作業事故体験VR』は、こうした状況を打開する画期的なツールとして注目されている。トラクター転倒、機械への巻き込まれ、高所からの転落など、実際に多発している事故を「当事者の視点」で疑似体験できるこのプログラムは、座学では伝わりにくい事故の恐怖と危険性を、身体感覚として学習者に刻み込む。
国内初、VRによる農作業安全教育プログラム
本プログラムは、農業分野における安全教育としては国内初の本格的VR活用事例となった。
プログラムの特徴:
- 事故当事者視点の360度映像:「もし自分がこの状況だったら」を追体験
- 複数の事故パターンを収録:トラクター転倒、機械巻き込み、転落事故など
- 簡単な操作性:スマートフォン+VRグラスで、どこでも実施可能
- 高い教育効果:座学に比べ、記憶定着率が大幅に向上
農業現場での活用シーンが拡大
JA共済の『農作業事故体験VR』は、農業関係者が農業者と接する様々な場面で活用されている。
主な活用シーン:
- JA支店での安全講習会:組合員向け定期研修
- 新規就農者向け研修:就農前の安全意識醸成
- 農業高校・農業大学校:学生への実践的安全教育
- 農業イベント・展示会:安全啓発ブースでの体験展示
- 農機メーカーの安全講習:販売店での顧客向け安全教育
これまで「年に1回の座学研修のみ」だった農業現場に、「いつでも、どこでも、何度でも」体験できる安全教育ツールが導入されたことで、学習機会は飛躍的に増大。JA共済は全国のJA支店にVR機材を配布し、組合員が気軽に体験できる環境整備を進めている。
VRグラスとの組み合わせで実現した手軽さ
本プログラムでは、HOMIDO MINIなどのスマートフォン装着型VRグラスを採用。専用のVR機器を必要とせず、タブレット端末やスマートフォンにVRグラスをセットするだけで体験できる手軽さが、全国展開を可能にした。折りたたみ式で軽量(23g)なHOMIDO MINIは、JA支店での保管や巡回指導時の持ち運びにも適しており、「農業者のもとへ安全教育を届ける」というJA共済の方針を実現する重要なツールとなっている。
他産業にも広がるVR安全教育
JA共済の取り組みは、農業以外の産業にもVR安全教育の可能性を示した。建設業、製造業、運輸業など、労働災害リスクの高い業種では、同様のVR安全教育プログラムの導入が進んでいる。「危険を体験させる」という教育手法は、従来は実地訓練でしか実現できなかったが、VR技術により「安全に、繰り返し、低コストで」実施できるようになった。JA共済の先進的な取り組みは、労働安全教育の新時代を切り拓く事例として、各方面から注目を集めている。
HOMIDO MINI VRグラス 製品概要
製造: HOMIDO社(フランス)
日本総代理店: 株式会社クロスデバイス
特徴:
世界累計420万個の販売実績
折りたたみ式コンパクト設計(23g)
103度広視野角、3D立体視対応
独自開発Plano-Convex光学レンズ搭載
スマートフォン装着型(4-6インチ対応)